防火区画避難開口部対応 防火自動ドアセットを発売(三和シヤッター)

自動閉鎖装置※1を兼ねたエンジンで省施工・コストダウンを実現
防火区画避難開口部対応 防火自動ドアセット
電気式自動閉鎖装置付エンジンを採用 3月30日より発売

 三和シヤッター工業株式会社(本社:東京都板橋区/社長:髙山盟司)は、グループ会社である三和タジマ株式会社(本社:東京都豊島区/社長:丸市佳永)、昭和建産株式会社(本社:群馬県邑楽郡/社長:竹山敏彦)と協働で、電気式自動閉鎖装置付エンジンを採用した防火区画避難開口部対応 防火自動ドアセット※2を開発し、3月30日より発売いたします。

 火災拡大の防止を目的とする防火区画に開口部を設ける場合には防火戸を設置することが義務づけられています。従来、随時閉鎖が求められる防火設備として自動ドアを設置する場合は、エンジンとは別に自動閉鎖装置を取り付ける必要があり、更に、避難開口に自動ドアを設置する場合は、避難用開口付き引き戸を使用する必要がありました。今回発売する防火区画避難開口部対応 自動ドアセットは、別途自動閉鎖装置を取り付ける必要がない電気式自動閉鎖装置付エンジンと一般的な引き戸を採用することで、省施工とコストダウンを実現しました。
 三和グループでは、スチール建材をはじめとしてエンジン(S-million)、ステンレス部門を擁しており、各分野における連携と開発・設計・製造・アフターサービスまでの一貫体制を強みとしています。それにより、高い安全性と優れた品質を備えた自動ドアをエンジン(S-million)と建具をセットでご提供してまいりました。三和グループでは今後もグループの総合力を活かし、社会のニーズに適応した商品の拡充を図り、お客様に安全・安心・快適を提供してまいります。
 
※1自動閉鎖装置:火災発生時に煙感知器等で発信された火報信号を受け、防火区画を形成するために自動ドアを自動的に閉鎖する装置
※2建設省告示の例示仕様自動ドアのみでの対応。なお、本商品を避難開口部に使用する場合は、各自治体の条例等に適合していることを必ず事前にご確認下さい。

特長
①避難開口部に設置可能

火災発生時に煙感知器と連動して自動ドアが自動閉鎖し防火区画を形成。避難時は、引き戸を軽く引くとアシスト機能が働き、引き戸が電動開放し、通行後は自動閉鎖します。また、手動開放力が50N以下、危害防止措置の基準(閉鎖時の運動エネルギー10J以下)を満足するため避難開口部への設置が可能です。停電時には補助電源(バッテリー)※3により自動閉鎖機能を維持します。 ※3 定期交換(4年毎)が必要

②省施工とコストダウンを実現

従来、随時閉鎖が求められる防火設備として自動ドアを設置する場合は、エンジンとは別に自動閉鎖装置を取り付ける必要がありました。更に、避難開口に自動ドアを設置する場合は、避難用開口付き引き戸を使用する必要がありました。
これに対し、エンジン自体が自動閉鎖装置を兼ねた電気式自動閉鎖装置付エンジンの採用により別途自動閉鎖装置を取り付ける必要がなくなり、また避難時は引き戸が電動で開放されるため一般的な引き戸で対応可能となり、部品数の削減による省施工・コストダウンを実現しました。

③エンジン(S-million)と建具を含めたセットでご提供

三和グループの自動ドアは、昭和建産のエンジン(S-million)と建具をセットでご提供することができ、建具は三和シヤッターのスチール製、三和タジマのステンレス製を取り揃えています。スチール建材をはじめとしてエンジン、ステンレス部門等を総合的に擁する三和グループだからこそ実現することができます。また、安全規格である「JIS A 4722」の規格に準拠しており、JISの適用範囲である商品設計・製造から施工、運用管理者による保全点検にいたる全ての工程において三和グループで対応が可能です。※4 このように自動ドアにおける一貫した連携は、建具とエンジンという異なった分野においても高い企画力と提案力を発揮します。
※4 JIS対応品については、当社営業所までお問い合わせください

発売時期

2020年3月30日

参考価格(下記仕様モデル)

価格:2,100,000円
  (取付工事費、搬入費、諸経費、消費税は含まれておりません)
仕様:開口幅W=1,800mm 開口高さH=2,100mm 
  (総W=3,768mm総H=2,420mm)
    ステンレス鋼板SUS30・引分け袖FIX納まり、防護柵付き

販売目標

初年度(1年間):2億5千万円

※上記に記載されている情報は、発表日現在のものです。
 予告無く変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

防火区画避難開口部対応 防火自動ドアセットを発売(三和シヤッター)印刷用PDF

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