三和グループと、グローバル人材

三和グループと、
グローバル人材

舞台は世界。
グローバル採用で
多様な人材が挑戦できる環境がある。

ノボフェルム上海は、欧州全域で事業を展開するノボフェルムグループの中国事業会社として、2005年12月に設立され、主に室内ドア、病院用ドア、防火戸など、スチールドアの製造・販売を行っており、欧州ノボフェルム社製のガレージドアも取り扱っております。
三和グループでは多くのグローバル人材が働いており、それぞれ自分独自の強みを発揮しております。ここでは代表的な一人をご紹介しましょう。

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庄穎宇(しょう・えいう)さんは、2014年にグローバル採用で三和シヤッター工業に入社しました。約3年半の間、日本で製造原価の算出や建物・設備管理等の業務に従事した後、2017年にアジア研修一期生として、ノボフェルム上海へ赴任。1年間の研修の後も現地に残り、現在は中国・常熟の新工場立ち上げを担当しています。日本と中国の架け橋として活躍する庄さんのストーリーをご紹介します。

Chapter01

身近な製品で生活を支え、
グローバル展開する三和グループに惹かれて

身近な製品で生活を支え、
グローバル展開する
三和グループに惹かれて

庄さんと三和シヤッター工業の出会いは、留学していた日本で就職活動をしていた時でした。「高品質で定評がある日本製品に憧れ、日本のメーカーに就職を希望していました。いろいろと企業を探す中で三和シヤッター工業を知り、シャッターという生活に身近な製品を作り、さらにグローバルに事業を展開している点に大きな魅力を感じました。将来的に国際的な仕事に携わりたいと考えていたからです」。

1年間のOJT研修
の中で、
日本の
ものづくりの基本を、
体に染みつくまで
学びました。

そして2014年4月に三和シヤッター工業に入社。日本人の同期と一緒に3カ月の研修を受けた後、引き続きOJT研修を受けました。「上司や周りの方々に懇切丁寧に教えていただいてとてもありがたかったです」。1年間のOJT研修の中で、原価計算の算出方法、QCDS(品質・コスト・納期・安全)や5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)など、日本の製造業の基本的な考え方を学びました。「日本のものづくりの基本を、体に染みつくまで学びました。同時に日本の文化や会社の文化も教えてもらいましたね。先輩が後輩に奢る文化には驚きました。上司・先輩がしっかりと仕事を教えて、後輩を育てる文化は素晴らしいと思います。中国では、後輩に教えるという文化がないのです」。

また、庄さんにとって、グローバル採用の同期や先輩の存在も心強かったそうです。「韓国、マレーシア、ベトナム国籍などの多様な人材がいて、プライベートでも交流し情報交換し励まし合えたことは刺激になりました」。

Chapter02

自分がもっと成長するために。
一年間のアジア研修の後、中国に残ることを決意

自分がもっと成長するために。
一年間のアジア研修の後、
中国に残ることを決意

日本での勤務が3年半を過ぎた頃、庄さんに転機が訪れます。会社から「アジア研修生の第一号として、中国に行ってみないか」と声がかかったのです。日本での仕事も生活も充実していたため、庄さんは突然の提案に驚きましたが、仕事の舞台を中国へと広げ日本で学んだことを活かそうと決意し、2017年10月にノボフェルム上海にアジア研修生として赴任しました。

ノボフェルム上海は、主にスチール製のドア製品を取り扱っており、中国の建設業界では「三和」「ノボフェルム」ともに知名度を有しています。研修生として、数カ月ごとに様々な部署を回り、専門の業務だけでなく、人事や総務、財務など、幅広い業務に従事しました。その後、ノボフェルム上海主要製品の原価計算をメイン業務として行いました。

アジア研修生としての1年の終わりに、日本に戻るか、上海に残るかの選択の機会が与えられます。庄さんはそこで、中国に残る選択をしました。「中国で頑張ることが、自分をもっと成長させられると考えたのです」。

各拠点の良いとこ
どりができるのは、
グローバル展開を
しているからこその強み

それからの庄さんは、専門である製造管理や業務改善の仕事で、ノボフェルム上海で重要な役割を果たしてきました。実際、ノボフェルム上海では、原価計算や生産計画について、庄さんが作ったフォーマットが今でも採用されています。それ以外、「代理店管理から展示会の出展、製品カタログやプロモーションビデオの制作など、いろいろな仕事を経験することができました。自分の頑張りがすぐに結果として反映されることに、やりがいを感じました」。その中で、グローバル展開をしている三和グループの強みを感じることもありました。「ノボフェルム上海では、製造管理については日本企業ならではの緻密さが、ドアの仕様などについては欧州グループ会社の工法が取り入れられています。各拠点の良いとこどりができるのは、グローバル展開をしているからこその強みだと感じています」。

Chapter03

中国事業、ひいては
アジア事業の成功に貢献することを目指す

中国事業、ひいては
アジア事業の成功に
貢献することを目指す

2022年、中国・常熟に、敷地面積約4万m2の新たな工場が建設されました。ノボフェルム常熟です。庄さんは、その新工場の立ち上げを担当しました。「建設の準備段階から現場に入り、工事の進捗管理、予算管理、様々な設備の仕様の決定等を担当しました。一から新しい工場ができていく過程に携わることができたのは、一生のうちでもなかなかできない経験で、とても勉強になりました」。これからは、専門性を活かし、新工場の現場生産管理に注力していく予定です。

庄さんは、今後の目標を「三和グループの中国事業の成功に貢献すること。将来的には、中国を含むアジア事業の拡大・成功に貢献していきたい」と力強く語ります。そして、こう続けました。「そこに一緒にチャレンジしてくれる仲間がいれば、大歓迎です!三和グループは世界的に事業を展開しているので、自分が挑戦したいと思えば、いくらでも挑戦のチャンスがあります。成長を望むなら、ぜひ挑戦してみてください!」。

世界を舞台とした庄さんのストーリーは、まだまだ続きます。

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