マテリアリティ

ESG重要課題(マテリアリティ)の決定プロセス

近年、SDGsの制定やパリ協定の採択、ESG投資の潮流など、持続可能な社会へのグローバルな取り組みが企業に強く求められています。それらの国際的動向や三和グループを取り巻く事業環境を踏まえて、三和グループにとって取り組むべき重要課題(マテリアリティ)について以下のプロセスで特定作業を進めました。

STEP1. ESG課題の抽出

外部評価(FTSE・MSCI・サステナリティクス・ブルームバーグ)、ガイドライン(GRIスタンダード・SASB)、アンケート(東洋経済CSR調査、グッドバンカーSRI調査、環境ブランド調査、日経スマートワーク)などでESGに関連して取り上げられる事の多い社会課題に加え、最近のトレンドや他社動向を考慮してESG課題を抽出しました。

STEP2. 課題を整理し、以下の観点で重要課題を特定

抽出されたESG課題について、ステークホルダーにとっての重要度と三和グループにとっての重要度の2軸で評価しました。評価にあたっては以下各項目を考慮しました。

  • 上記外部評価やガイドラインの“建設・建材分野”における優先度
  • 三和グループが属する産業分野特有の社会課題
  • 同業他社の取り組み
  • ESG有識者へのヒアリング
  • 三和グループの事業への影響度(ポジティブ・ネガティブ双方を考慮)
  • 従業員意識調査で顕在化した課題

STEP3. 妥当性の確認と重要課題の決定

品質・環境・CSR推進会議およびグループCSR推進会議において重要課題を審議し、会社で決定しました。

具体的な取り組み

各重要課題において、それぞれに方針を定め、具体的な取り組みを推進しています。

ESG ISO26000
中核主題
重要課題 三和グループの方針 主な取り組み
E
(環境)
環境 温室効果ガスの排出削減 三和グループは、気候変動リスクへ適切に対応するため、CO2をはじめとする温室効果ガスの削減に努め、持続可能で豊かな社会の実現に貢献します
  • 物流エネルギー・施設エネルギーの削減
適切な廃棄物管理 三和グループは、すべての部門においてリサイクルの推進、廃棄物の発生抑制および環境負荷の低減に努めます
  • 廃棄物量の計測と削減
グリーン調達の推進 三和グループは、環境負荷の少ない資材を優先的に調達するグリーン調達の推進に積極的に取り組み、環境経営を推進します
  • 梱包資材の3R化推進
  • グリーン調達基準の設定
環境配慮商品の提供 三和グループは、環境に配慮した商品開発を積極的に推進し、地球環境の保全と持続可能な社会の実現に寄与します
  • グローバルでの環境建材商品の売上推移の開示
  • エコ商品、環境配慮設計商品の商品化
S
(社会)
人権 人権の尊重 三和グループは、人間尊重の立場に立って、人格と個性を尊重し、お客様・株主・従業員など全てのステークホルダーの人権に配慮した事業活動を行います
  • 人権に関する意識の啓発
  • ハラスメント研修の実施
労働慣行 ワークライフバランス 三和グループは、従業員一人ひとりの仕事のやりがいと、豊かで充実した生活を両立させるための職場環境づくりを推進します
  • 長時間労働の是正
  • 生産性向上改革
  • テレワークの推進
ダイバーシティ 三和グループは、従業員一人ひとりの多様性を尊重し、それらを受容できる組織風土を醸成することで、お客様や社会の課題解決に寄与する新しい価値を創造します
  • 女性活躍の推進
  • ダイバーシティ採用(グローバル、女性、障がい者)
  • 育児・介護両立制度の充実
  • アスリート支援活動
人材育成 三和グループは、人材を最も重要な経営資源と考え、従業員の保有する能力を最大限に発揮できるような制度や職場環境の充実を通して、価値創造の原動力である人材の育成に注力します
  • プロ人材の育成
  • 施工技術者(社内技術員含む)の確保と育成
安全と健康 三和グループは、ものづくりに携わる企業として、従業員の安全と健康の確保が企業存続の基盤であり、会社としての責務であると考え、心身の健康に配慮した職場環境の形成に最大限の努力をします
  • 安全教育の強化
    (工場、施工現場での改善活動、施工技術者安全大会等)
  • 労働災害件数の削減への取り組み
  • 健康経営への取り組み
消費者課題 安全・安心・快適に貢献する商品・サービスの提供 三和グループは、世界中のお客様に安全、安心、快適な商品とサービスを提供することで、人々の大切な暮らしを守り、より豊かで暮らしやすい社会の実現を目指します
  • 社会課題に対応した商品の開発、拡販
  • 防火設備の検査報告制度への対応
商品の品質管理の強化 三和グループは、メーカーとしての最大の責務である品質安全を追究するため、開発から販売、製造、施工、メンテサービスにいたる全てのプロセスにおいて品質・安全性の向上に努めます
  • 品質方針の策定、実行
  • 施工力の強化
  • 品質監査の実施
  • 施工技術者の確保、育成
顧客満足度向上 三和グループは、常にお客様の視点に立った事業活動を行い、お客様から寄せられた声を商品およびサービスの改善に役立てることで、社会から選ばれ続ける企業を目指します
  • 国内サポート体制の強化
  • ビジネスマナー研修、マナーアップ研修の実施
  • 海外における販売網の強化
コミュニティへの参画およびコミュニティの発展 地域貢献 三和グループは、地域住民との密接なつながりのなかで事業活動を展開しており、良き企業市民として、地域社会の主体的な発展に貢献するための活動を行います
  • コミュニティ活動(地域清掃、物産展出品、地産地消)の実施
  • 各地域の特性を活かしたイベントの参加、開催
社会貢献 三和グループは、直接の対価を求めることなく、当社グループが培ってきた技術や人材等の資源を社会に還元し、社会課題の解決に積極的に取り組んでいきます
  • 大規模災害への対応
  • 社会貢献倶楽部の活動推進
G
(ガバナンス)
組織統治 コーポレートガバナンス 三和グループは、経営ビジョンの実現を通して持続的に企業価値を向上していくため、より透明性と健全性の高い経営体制の構築に取り組んでいきます
  • 取締役会、監査等委員会の透明性・実効性の向上
  • コーポレートガバナンスコードへの対応
コンプライアンス 三和グループは、社会からの信頼・期待に応えるための重要な基盤として法令・企業倫理・社内規定・ルールの遵守を徹底します
  • コンプライアンス浸透と遵守
  • 内部通報制度の質の改善
  • 国内外でのコンプライアンス研修の実施
リスクマネジメント 三和グループは、全社横断的なリスクマネジメントシステムを実践し、潜在リスクを予測し未然防止を図るとともに、事業継続に必要なリスクに適切に対応し、安定した事業運営を行います
  • BCP体系整備
  • グローバルリスク管理
  • 情報セキュリティ体制の強化
ステークホルダーダイアログ 三和グループは、株主・投資家をはじめ地域社会や従業員など重要ステークホルダーとのエンゲージメント強化に積極的に取り組んでいきます
  • 機関投資家との対話(ESGミーティング)
  • 個人投資家との対話(説明会実施)
  • 有識者との対話
公正な
事業慣行
公正な競争 三和グループは、不当な競争制限行為や不公正な取引を決して行わず、正しい企業倫理に基いた公正な事業活動を行います
  • 独禁法研修を実施
  • 「同業他社関係者との接触規制に関するガイドライン」の周知徹底
腐敗防止 三和グループは、贈収賄および法令や社会通念に反する不適切な利益供与を決して行わず、法令遵守に根ざした誠実な事業活動を行います
  • 国内コンプライアンス行動規範
  • アジア研修の実施
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