ものづくり ~事業を通じた社会課題の解決~

マテリアリティの背景と重要である理由

サステナブルな社会の実現に向けた動きが世界中で加速しており、気候変動に起因する自然災害や新型コロナウイルス感染症への対応など、人々の安全・安心な暮らしを守り支えるための備えと回復力=レジリエンスがますます求められてきています。
持続可能でレジリエントな社会の構築に、私たちのシャッター、ドア、間仕切などの“防ぎ、守り、区切る”商品、サービスを通したものづくりが貢献できる領域は広く、取り組むべき課題も拡大していると考えています。メーカーとして最重要である安定した品質の確保・向上に加え、たゆまぬ研究開発を通して、社会課題の解決と持続的な成長の両立を目指します。

三和グループが価値を創出する機会と対応すべきリスク

機会

  • 気候変動、防災等の社会課題を解決する商品、サービスの提供による「安全・安心・快適」な社会の提供と、収益機会の増大
  • 高品質と安定供給による製品安全確保と他社との差別化
  • 商品、サービスの技術向上による豊かな社会の実現
  • サービス事業拡大による住み続けられるまちづくりへの貢献

リスク

  • 製品事故が起きた場合の社会的信用の失墜
  • 商品開発における社会ニーズ対応や差別化の遅れによる競争力の低下
  • 設備の老朽化や生産効率の低下、施工不良による品質の低下
  • 修理・点検サービスの対応遅れ等による経年劣化起因の事故発生と信用低下

KPIと進捗・課題

ESGマテリアリティ 目標(KPI) 2022年度の実績・進捗 今後の課題
商品、サービスを通じた気候変動、防災への貢献 気候変動の緩和に貢献する商品売上高:960億円(2024年度) 1,066億円
(2021年度:769億円)
  • 多様化するニーズに応える商品のさらなる開発と拡販
  • 環境貢献の定量化
気候変動の適応に貢献する商品売上高:180億円(2024年度) 205億円
(2021年度:140億円)
防災に貢献する商品売上高:810億円(2024年度) 691億円
(2021年度:620億円)
メンテ・サービス事業売上高:760億円(2024年度) 742億円
(2021年度:641億円)
品質の確保・向上 各社の品質方針に沿った品質目標の達成
  • システム監視による傾向苦情早期検出および原因追求の実施
  • 出荷時、現地受入時の製品確認強化
  • コネクター化等の施工性改善
  • 開発時や仕様変更時のリスクアセスメントの継続実施
  • 迅速な原因追求と根本的な対策の継続実施
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