開放力軽減機構付鋼製ドア「エアローテ」を発売(三和シヤッター)

開放力軽減機構付鋼製ドア「エアローテ」を5月13日より発売

 三和シヤッター工業株式会社(本社:東京都板橋区/社長:髙山盟司)は、火災時の消火活動を円滑にし、安全な避難経路を確保する開放力軽減機構付鋼製ドア「エアローテ」を5月13日より発売いたします。
 開放力軽減機構付鋼製ドア「エアローテ」は、特別避難階段の付室や非常用エレベーター乗降ロビーに設置するためのスチールドアです。

 火災が発生した際、避難経路や消防隊の進入経路、消防活動拠点を保護するために付室に煙を入らないようにする「加圧防排煙方式(左図参照)」という方法があります。この方法は、給気により付室内の圧力を上昇させ、煙の侵入を防止しますが、付室には給気による高い圧力がかかり、隣接室との間に圧力差が生じるため、遮煙開口部(ドア)の開放が困難となり、避難や消防活動に支障を生じる恐れがありました。

 そこで、「エアローテ」は扉を戸先側と戸尻側に2分割した機構にすることで、戸先扉と戸尻扉との間に隙間を生じさせて圧力差を解消、圧力差1000Pa発生時でも100N以下の軽い力で扉を開放できます。使用シーンに合わせた操作性・安全性を確保するため、防災盤から受ける火報信号と連動した電気ストライクと自動本締錠を採用し、通常時は1枚扉として、火災時は戸先扉と戸尻扉の連結が解除された機構でそれぞれ開放できます。また、扉下端気密構造として、扉下端気密材(ヒレゴム)もしくは、下部タイト装置の選択が可能です。

 今後も三和シヤッター工業は、防災・減災への取り組みを強化し、皆様に安全・安心・快適な商品を提供することにより社会に貢献してまいります。

発売時期 2019年5月13日
対象商品 開放力軽減機構付鋼製ドア「エアローテ」
火災発生時の開閉の流れ

1. 火災が発生すると、防災盤から火報信号を受け、2枚の扉の間にある電気ストライクが解錠され、戸先扉と戸尻扉の連結が解除。
2. 戸先扉がヒンジクローザを軸に回転して開き、戸先扉と枠および戸尻扉との間に隙間ができ、圧力差を解消。戸尻扉も開放を始めます。
3. 圧力差が解消し、100N以下の軽い力で開けることができます。
4. 通過後、扉を離すと戸先扉はヒンジクローザにより閉鎖し、戸尻扉と一体となり閉鎖します。

特長
通常時の操作性・安全性を追求

電気ストライクと自動本締錠を使用した機構により、通常時の戸先扉と戸尻扉の連結を確実にし、一枚扉(扉が中央で折れない状態)としての操作性・安全性を確保しました。

火災時の操作性を向上

開き角度規制部材で、戸先扉の開き角度を一定の角度までしか開かないようにすることで操作しやすくしました。

扉下端気密構造の選択が可能

扉下端気密構造として、扉下端気密材(ヒレゴム)(写真左)もしくは下部タイト装置(写真右)を取り付けることができます。

仕様
参考価格(写真掲載モデル)

価格:750,000円
※消費税、取付工事費、搬入費、諸経費は含まれておりません
W=1,100mm H=2,100mm

販売目標 1億円(初年度1年間)

※上記に記載されている情報は、発表日現在のものです。
 予告無く仕様、価格など変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

開放力軽減機構付鋼製ドア「エアローテ」を発売(三和シヤッター) 印刷用PDF

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