• HOME
  • ニュースリリース
  • 昭和フロントが「第50回ストアフロントコンクール」受賞作品を発表(昭和フロント)

昭和フロントが「第50回ストアフロントコンクール」受賞作品を発表(昭和フロント)

業界最長50年の歴史を誇る 「第50回ストアフロントコンクール」
受賞作品12作品が決定、グランプリは「KOJIMACHI TERRACE」

 三和ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区/CEO:高山俊隆)の連結子会社である昭和フロント株式会社(本社:東京都千代田区/社長:笹澤英夫)は、「第50回ストアフロントコンクール」受賞作品を発表しましたのでお知らせ致します。
  1970年から始まったストアフロントコンクールは今回で50回目という大きな節目を迎えました。業界で最も古い歴史があり、歴代の入賞作品は技術性、デザイン性に優れ、業界の注目を集める作品として毎回高い評価を受けています。
 今回は過去最多となる応募総数1,794件を数え、全国より優れた作品が数多く寄せられました。「店舗建築部門」「一般建築部門」では、デザインや建物全体との融合などを中心に、また「アイディア部門」ではアルミ形材の可能性を拡げる魅力ある作品かどうかをポイントに審査がおこなわれ、「KOJIMACHI TERRACE」が見事グランプリに選ばれました。部門ごとの賞につきましても、甲乙つけがたい作品が出そろい、特に第2部一般建築部門においては満場一致で銅賞に3作品が選ばれる異例の結果となり、グランプリ・金・銀・銅賞合わせて12作品の受賞が決定致しました。

コンクール総評

審査委員長/八木 幸二氏
 1970年大阪万博の年に始まり今回が50回目という記念すべき年に受賞された皆様、おめでとうございます。
 店舗建築、一般建築、アイディアの三部門に共通して見られた点を挙げますと、一つは、木質系素材や木質シート張りを使った、温かさ、柔らかさの表現です。木質系素材の躍進は世界的な傾向で、地震や火事が多い日本でどのように展開するか注目されます。
 もう一点、照明の巧みさが目立ちました。LEDの進歩による多様な室内外の照明だけでなく、エコレダRGBのようにガラス面やドアにも照明を組み込むことにより、エントランス周りやファサードが新たな情報伝達や雰囲気作りの空間になってきました。
 次回の第51回目からは東京オリンピックから何年という新しい節目となり、アルミフロント界のさらなる発展を願っています。

受賞作品
グランプリ受賞
「KOJIMACHI TERRACE」

(審査委員長コメント)
  木(のような)格子をランダムに配し、ところどころに緑化したテラスを見せるファサードは、新宿通りの無機質なオフィスビル群の角地に温かい印象を与えています。基本的には中層ビル用のMCA-60シリーズ(高耐候性木質シート貼り)を使っていますが、外側の随所にサッシの見付幅と同じ60mmの角パイプ(特注)を縦/横に取り付け、内側では手すりとして付けていますので、内外合わせて6層の格子が立体感を作り出しています。
  エントランスやテラス周りでは、壁から天井への格子、オートドア枠、テラスの床、緑化ガーデンの枠、プランター枠などにも同様の木質系素材を使い、温かい感じの、ユニークなオフィス空間を作っていて、今後の中層ビル改革に期待しながらのグランプリ賞です。
審査委員長/八木 幸二氏

店舗建築部門 金賞受賞
「TwiN Plaza三沢新築工事」

(審査委員コメント)
 L型のショップに大きく掛けられた屋根と内部空間に生じた高低差を巧く利用したルーバーは、軒下に躍動感を創り出しています。ショップ内部に流れ行くダイナミックなこのルーバーは、フロントに、より透明感を与え、軒下から内部空間全体を包み込み、このカーショップは、新しいコミュニケーションスペースとして成功していると思います。
審査委員/往蔵 稲史仁氏

一般建築部門 金賞受賞
「株式会社セイアローズ糸島倉庫」

(審査委員コメント)
 建築の佇まいが美しい。いくつかの切妻の屋根が少しずつずれながら接合しているので、一つの建物なのにまるで集落のような姿をつくりだしている。そのずれの間にガラススクリーンがはめ込まれ、外観の魅力をつくりだすとともに、内部空間においても外の景色との関係が非常に魅力的なものとなっている。
審査委員/橋本 夕紀夫氏

アイディア部門 優秀賞受賞
「アイテック相馬 化粧格子」

(審査委員コメント)
 今回のコンクール作品も既存材料を上手く組み合わせ、アルミ材の特徴をいかしてデザインと機能を融合させた素晴らしい作品でした。
 現場実測から、製作・取り付けまでのご苦労が写真からは伝わりにくい作品もあり、製作上全ての知識も融合させた技術レベルの高い作品からも製作会社様のご苦労が伺えます。
 アイディア次第で世にない商品を生み出すことの出来る可能性を大いに感じ未来に繋げることの出来るアイディア部門に今後も期待が膨らみます。
審査委員/蛭間 秀信氏(株式会社エース 取締役製造部長)

昭和フロントが「第50回ストアフロントコンクール」受賞作品を発表(昭和フロント) 印刷用PDF

TOP