業界初の遮熱扉「灼熱ガード」が耐火書庫に採用(三和シヤッター)

    火災時の放射熱から避難経路と消防隊進入経路を守る!
     業界初の遮熱扉「灼熱ガード」が耐火書庫に採用
      書類消失の防止に一役!大切な財産を守ります。

三和シヤッター工業株式会社(本社:東京都板橋区/社長:髙山 盟司)が2020年3月に発売した遮熱扉「灼熱ガード」が、新庄村役場新庁舎(岡山県)の耐火書庫入り口に設置されました。

 「灼熱ガード」は、火災時の避難経路や消防隊の進入経路の安全確保と火災の延焼拡大を防止するため、遮炎性能に加えて、国内では業界初※の”遮熱性能”を有する特定防火設備(60分防火設備)として開発しました(特許出願済)。操作性や意匠は一般的なスチールドアと同等でありながら、扉内や枠内に遮熱材を充填することで高い遮熱性能を確保し、ISO(国際規格)に規定された遮熱性能判定基準を満たしています。

 この度、新庄村役場新庁舎では、書庫に格納されている書類の火災による消失を防ぎたいとのご要望により、耐火書庫入り口扉として、「灼熱ガード」が採用されました。金庫室等の入り口扉には遮熱性に加えて防盗性を有した扉が要求される場合がありますが、今回の採用場所のように防盗性が必要でない書庫保管場所や文化財保管場所の入り口などには、「灼熱ガード」が適しています。

 また、2022年12月に国土交通省により公表された「直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修ガイドライン」において、避難経路が十分に確保されていない建築物に係る対策の一つとして、消防隊が到着するまでのあいだ一時的に避難が可能な「退避区画の設置」を推奨しています。当ガイドラインでは、「退避区画」に対して遮煙性能を有する扉の設置が求められていますが、避難器具を用いた避難、消防隊による救助までの時間を考慮すると、より安全な退避区画を確保するためには遮煙性能だけでなく高い遮熱性能も有する扉「灼熱ガード」の設置が有効です。
※2020年3月時点当社調べ。国内において、①遮熱性能を有している ②特定防火設備(60分防火設備)である ③ISO(国際規格)に規定された遮熱性能基準を満たしている、という3点を兼ね備えた扉が業界初となります。

 三和シヤッター工業では、防火・防水・耐震など防災に関連するさまざまな商品やサービスをお客様に提供しています。今後も防災・減災への取組を通じて、皆様に安全・安心・快適を提供し、社会に貢献してまいります。

商品名

遮熱扉「灼熱ガード」

特徴
①国内では業界初の遮熱性能をプラス。火災の熱から守ります。

遮炎性能に加えてISO(国際規格)で規定された基準を満たす遮熱性能を有し、火災が発生した場合の扉や隣接空間の温度上昇を抑制。この遮熱性能を有する特定防火設備は、国内において業界初です。

②在館者や消防隊、大切な財産の安全確保

火災発生後、非火災側へ伝わる放射熱を遮断するため、在館者の避難経路や消防隊の進入経路を確保し、大切な財産の消失を防ぎます。

③操作性・意匠は変わらず、遮熱性能を付加した高い防火性能を確保

3点締り錠の採用により、通常のスチールドアと同等の操作性や意匠を保ちながら、遮熱性能の確保を実現。スムーズな出入りが可能なため頻繁に使用する場所でも設置可能で、意匠性を損なうこともありません。

仕様

参考価格(写真掲載モデル)

価格:1,320,000円
   (消費税込、取付工事費・搬入費・諸経費は含まれておりません)
仕様:W=880㎜、H=2000㎜

【印刷用PDF】業界初の遮熱扉「灼熱ガード」が耐火書庫に採用(三和シヤッター)

【カタログ】遮音性能を有する特定防火設備(屋内専用)「灼熱ガード」

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