安全性向上のための歩み
私たちは六本木の回転ドア事故が起きた3月26日を「安全を誓う日」と定め、三和グループに関わる一人ひとりが、安全について改めて問い直す日としています。そのほかにも、安全品質点検月間、CSR推進部の設置など、安全を確保するためのさまざまな取り組みに注力してきました。
安全の誓い
- 一、私たちは、安全に関わる全てのルールを遵守します。
- 一、私たちは、安全に関わる業務を見直し、より高い安全を追求します。
- 一、私たちは、常に安全を最優先に行動することを誓います。
回転ドア動態保存機について
2004年3月、六本木ヒルズ森タワーのメインエントランスに設置した回転ドアにおいて、6歳の男の子が挟まれて死亡する事故が発生しました。
当社グループでは事故による教訓を風化させないよう、事故があった回転ドアを動態保存してきましたが、事故後10年が経過した2014年、社内外の見学者の至便性を考慮し、「動態保存展示室」として活用を図ることとしました。
本動態保存展示室には、メーカー、デベロッパー、鉄道会社等他社の安全教育研修の一環として毎年多くの人々が本動態保存機の見学に訪れています。
安全を守る取り組みの歴史
- 製品面での取り組み
- 意識面での取り組み
- 組織面での取り組み
2004
- 3月26日
- 事故発生
- 3月
- 販売施工済み回転ドア総点検と追加安全対策の提案
- 5月
- 全品質点検週間を新設 CSR推進室の発足 全社品質保証委員会の機能強化
- 9月
- 既存商品の安全対策を推進
- 12月
- 防火シャッターの避難時停止装置を標準装備化

2005
- 2月
- オーバースライダーの急降下停止装置を標準装備化
- 3月
- 3月26日を「安全を誓う日」として制定
- 4月
- 重量シャッターの急降下停止装置を標準装備化
- 10月
- 国内三和グループにおいてリスクマネジメントシステム導入
- 12月
- 回転ドア事故機を動態保存

2006
- 1月
- 『コンプライアンス行動規範&ケースブック』発行
2007
- 4月
- 防火シャッターの危害防止装置を板橋区の小・中学校に寄贈
- 5月
- 国内三和グループ全員に意識調査を実施
2008
- 4月
- 「三和グループ施工研修センター」の開設

2009
- 3月
- 「性能試験センター」の開設

2012
- 5月
- 防火シャッター用危害防止装置「無線式避難時停止装置」発売
- 8月
- 手動式防火シャッター用危害防止装置「電池式避難時停止装置」発売
2013
- 9月
- 手動式防火シャッター用危害防止装置「メカセーフ」発売
2014
- 3月
- 事故後10年を機に、事故機の保存場所を改修、小冊子『安全の誓い』および安全教育用DVDの制作

2015
- 4月
- 『コンプライアンス行動規範&ケースブック』改訂版発行
2016
- 6月
- 建築基準法改正における防火設備の検査報告制度が施行
2017
- 4月
- メンテナンス研修センターの設置
2018
- 1月
-
自動ドアの安全規格として制定された
「JIS A 4722」に対応した歩行者用自動ドアセットを発売
- 5月
- 国内三和グループ全員に意識調査を実施

歩行者用自動ドアセット
2019
- 4月
- 『コンプライアンス行動規範&ケースブック』改訂版発行
2020
- 11月
- オーバースライダーに急降下停止装置 「SPロック」を標準装備
2021
- 4月
- 『コンプライアンス行動規範&ケースブック』改訂版発行
2025
- 4月
- 『コンプライアンス行動規範&ケースブック』改訂版発行
