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人材育成

方針

三和グループは、従業員の保有する能⼒を最大限に発揮できるような制度や職場環境の充実を通して、価値創造の原動⼒である人材の育成に注⼒します。
また、公正な評価・処遇の実践に向け、国や地域それぞれの労働市場や実態に基づき、最低賃金の遵守はもとより、従業員が働きがいを持つことができる賃金水準の維持に努めています。
国内の昇格や賞与は、成果に応じた業績評価および与えられた役割に対して発揮できた能力・行動を評価する能力評価をもとに決定されています。定期的な上司からのフィードバック面談を通して、成長のサポートと課題の明確化、組織の活性化を図っています。

目標

2022年5月、ESGマテリアリティに紐づいた各KPIを設定し、人材育成に関しては、下記目標を定めました。

目標(KPI) 目標年度 2023年度の
実績・進捗
今後の課題
eラーニング(英語)受講者数:200人 2024年度 107人
  • デジタル化、ダイバーシティへ対応するための教育実施
通信教育受講者数:1,000人 713人

研修体系図(国内グループ)

三和グループの成長を牽引する人材の育成

三和経営塾
三和経営塾
ODCでの海外実地研修
ODCでの海外実地研修

三和シヤッター工業では、2019年度入社の大卒新入社員から、会社の基幹業務である営業、施工、工場、設計を約2年間かけてジョブローテーションで習得する新しい育成制度「三和プロ人材育成プラン」を導入しました。これは、製・販・工の連携をより緊密にするとともに、全体最適の視野で判断ができる人材を育成することを目的にしています。2・3年目フォロー研修、中堅社員研修、新任管理者研修などの階層別教育や、三和グループの経営幹部育成のための「三和経営塾」、グローバル人材育成のための1年間の海外実地研修(ODC)などの目的別研修を実施しています。 不確実性の高いビジネス環境下においても、個のパフォーマンスを最大化できるよう、2022年度から「管理職マネジメント力強化研修」、「次世代リーダー育成研修」、2023年度から40~50歳代の経験豊富な従業員がさらに活躍していくことを目指す「キャリアブラッシュアップ研修」、従業員のITリテラシーの底上げを目的としたeラーニングをスタートしました。
eラーニングのプログラムはデジタル活用の必要性、ITモラル、セキュリティリテラシー、データ収集、活用スキル、DX基礎知識など多岐に渡る項目を対象としています。
三和グループ全従業員向けに実施したセキュリティリテラシーに関するeラーニングの受講完了率(2024年6月~10月)は94.3%です。
また、通信教育講座も用意し、一部の講座は受講料を補助する制度もあります。語学スキルアップや公的資格取得のため多くの従業員が利用しています(2023年度通信教育受講者:713名)。
グループ会社間での人材交流として国内から約20名の従業員がODCやNF、アジア各社へ派遣されており、三和グループのビジョンや戦略を海外拠点に浸透させ連携を深めることで、グループの一体感を醸成しています。 その他、従業員の経営参画意識醸成を目的の一つとして、国内グループ従業員向けに従業員持株会制度を導入しています。

FOCUS

2022年度より「キャリアアップ研修」(女性社員向け)を実施しています
キャリアアップ研修

社歴10年以上の女性社員を対象として、将来の管理職候補となる人材育成とそれぞれのキャリア形成のため、2022年度より新規に「キャリアアップ研修」を開催しました。研修を受講し、女性ならではの特性やキャリア課題について考えたうえで、あらためて今の自身のワークとライフに向き合い、自分をポジティブに見つめ直すことで、キャリア形成の意欲を醸成しました。

施工技術者の確保・育成

施工研修センター

施工研修センター
施工研修センター

三和シヤッター工業では、施工技術者の技術力強化や継続的な採用・育成に向け、高い水準と全国規模の育成基盤を確立しています。
施工技術者の育成強化を目的とした専門の研修施設を2008年に開設し、施工品質向上、施工技能のスキルアップを図っています。
施工研修センターでは、年間延べ1,000名を超える技術者がスキル向上のため積極的に受講しており、施工研修では経験豊かな講師による、「新入施工技術者研修」や19分類105製品ごとに取付資格を付与する「製品取付資格認定研修」などを行っています。
施工品質を高めることはもちろんですが、基本戦略である多品種化に対応できる「多能工」となるべく施工技術者の育成にも努めています。