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健康経営

三和グループ健康経営宣言

三和グループは、従業員が心身ともに健康でいきいきと働き続け、最大のパフォーマンスを発揮することが企業の発展につながると考えます。2025年5月に発表した「中期経営計画2027」の「三和グループ人材戦略」のひとつに「安全で健康な職場づくりとウェルビーイングの推進」を掲げ、健康経営を重要課題として位置づけています。各種施策を継続的に実行することで、従業員一人ひとりが心身ともに健やかに安心して働き続けられる環境整備に努めます。

三和グループ健康経営宣言

三和グループは、従業員とその家族が心身ともに健康であることが会社の持続的成長の原動力であると考え、
従業員一人ひとりがいきいきと働き続けられる会社を目指し、健康経営に取り組みます。

三和ホールディングス株式会社
代表取締役社長 髙山 靖司

推進体制

三和グループでは、三和ホールディングスの経営企画部門担当役員を中心に、三和ホールディングスコーポレートコミュニケーション部・三和シヤッター工業人事総務部・三和ホールディングス健康保険組合が一体となった推進体制を構築し、グループ従業員の健康保持・増進のサポートに取り組んでいます。

推進体制の図

目標

健康経営の数値目標として、以下の KPI を設定の上、目標値の達成に向けた様々な取り組みを行っています。
有給休暇取得率は、2030年度目標である55%を2024年度に達成したことから、「中期経営計画2027」において、取得率の目標値を引き上げて設定しました。

目標(KPI) 目標年度 2024年度
実績・進捗
今後の課題
肥満率(BMI25以上):30% 2030年度 35.5%
  • 健康指導強化と支援活動の継続
喫煙率:25% 28.6%
ハイリスク者受診率:100% 60.0%
有給休暇取得率:55% 2027年度 55.5%
  • ハイリスク者受診率=検査受診者・治療開始者/生活習慣病の重症化ハイリスク者

健康経営戦略マップ

健康経営の推進により解決したい経営課題を「人材確保・定着、生産性向上による安定した事業運営」「従業員が心身ともに健康に働くことができ、それぞれが持つ能力を最大限に発揮できる職場」とし、ウェルビーイングの向上をめざします。

主な取り組み

世界的な健康課題への取り組み

三和グループでは、海外渡航者・海外勤務者および帯同家族の疾病予防として、厚生労働省検疫所が渡航先別に推奨する予防接種を渡航前に実施しています。また渡航前研修などを通じて、HIV、結核、マラリアなどグローバルな健康課題の啓発に積極的に取り組んでいます。

三和グループ海外拠点では、新型インフルエンザの流行に備えた安全対策として備蓄物資を配備しています。また、マラリア流行地域に存在する拠点では、海外渡航者・海外勤務者および帯同家族が抗マラリア薬を予防内服する場合の費用を会社負担とすることや、感染した場合の対応を取り決め、従業員や家族の健康対策を行っています。国内拠点では、感染症の蔓延に備えて感染予防物資を常備しています。

健診等の実施

三和ホールディングス健康保険組合では、疾病の予防や早期発見・早期治療のため、人間ドック・生活習慣病健診(30歳以上)、歯科保健指導、インフルエンザ予防接種等に対する費用補助を行っています。
海外赴任者および帯同家族には、渡航前と帰国時の他にも年1回赴任地において健康診断を実施しており、従業員と家族が海外にいても安全で健康に働けるような健康管理体制を構築しています。
また、 日本人の死因第一位である「がん」対策の取り組みを行うため、三和シヤッター工業では、『がん対策推進企業アクション』への参加、および各所課に「がん検診のススメ」という小冊子を配布する等して、がんに関する意識啓発およびがん検診の受診推進を図っています。

毎朝ラジオ体操を実施

ラジオ体操の様子
ラジオ体操の様子

毎日の朝礼時に、職場でラジオ体操を実施しています。全身を動かすことで集中力が高まり、安全意識の徹底と生産性の向上を期待できます。

ウォーキングキャンペーン

三和ホールディングス健康保険組合では、従業員の健康増進のため、毎年春と秋に約2か月間のウォーキングキャンペーンを行っています。
毎回約300名の従業員が参加しています。

ヘルスケアルームの設置

ヘルスケアルーム設置の様子
ヘルスケアルーム

三和シヤッター工業の本社食堂横に「ヘルスケアルーム」を設置しました。従業員の健康維持・増進に加えて、一人ひとりが自分自身の身体と向き合い、考える場所として活用しています。

保養所の設置

保養所の設置
伊豆高原保養所​

三和グループでは、伊豆や湯布院をはじめとする全国10ヶ所に保養所やリゾートマンションを所有しています。三和グループの従業員やOBとその家族の健康の保持増進、心身のリフレッシュを図ることを目的に設けられています。

復職診断プログラム

プログラム

  • 復職申請
  • 復職申請受領・確認
  • 三者面談
  • 職場環境の確認・情報交換
  • 産業医面談
  • 復職可否の判断
  • 復職診断プログラムの確認
  • 職場復帰可否の最終決定
  • 職場復帰後のフォローアップ
    総務担当者による面談

三和シヤッター工業では、メンタルヘルス不調で休業した従業員の復職については、2007年度より、職場復帰までのプロセスを明文化した"復職診断プログラム"による運用を開始し、スムーズな職場復帰をサポートしています。
従業員本人の職場復帰に対する意思や意欲、体調の確認を、各総務担当者および産業医が丁寧に実施し、復職可否の判断を行います。復帰に際しては、勤務時間や業務内容等について柔軟な配慮を行うとともに、復帰後1年間は、体調や勤務状態の確認、受診勧奨等きめこまかいフォローアップ面談を通して、再発防止のための配慮を行っています。

EAPサービスの全社導入

三和シヤッター工業では、メンタルヘルス対策推進を図るため、2019年8月よりEAP(従業員支援プログラム)サービスを導入し、仕事や職場、対人関係など不安なことや心配なことについて専門のカウンセラー(臨床心理士・産業カウンセラー)によるカウンセリングを受けることができるようにしました。

三和"らしさ"探求ワークショップ

ワークショップの様子
三和"らしさ"探求ワークショップ​​

2018年6月に国内の三和グループ各社の中堅社員が集まり、「三和"らしさ"」をテーマにグループ共通の価値観をもってエンゲージメントを強化するためのワークショップを開催しました。

三和グループ健康月間の取り組み

マイ健康メシ応募作品
マイ健康メシ応募作品
「Let's健康づくり」の取組み
「Let's健康づくり」の取組み

三和グループでは、従業員一人ひとりが心身ともに健康になるための第一歩として2019年度より毎年7月を「三和グループ健康月間」と設定し、様々な取り組みを行っています。従業員の取り組みを、イントラネットや社内報で紹介することで、健康意識の向上に加えて従業員エンゲージメントの醸成にも寄与しています。

年度 取り組み 内容
2019年度 「マイ健康宣言」 生活習慣改善へ向けた目標を従業員自らに設定してもらい、行動変容を促す。
2020年度 「マイ健康メシ」 健康管理の基本であり自宅に居ても取り組むことができる"毎日の食事"に着目し、従業員の「マイ健康メシ」を募集。
2021年度 「生活習慣改善カレンダー」 健康管理には"継続と記録"が大切であることから、各自が改善したい生活習慣や目標に対して毎日の結果を記録したカレンダーを募集。
2022年度 「Let's健康づくり」 健康関連KPIである"肥満率"と"喫煙率"の低減へ向けて「食生活」、「運動」、「禁煙」に関する健康グッズによる活用報告を共有。
2023年度 「快眠キャンペーン」 従業員が実践している快眠の秘訣を募集。
2024年度 「ヘルスケア eラーニング」 がん、食習慣、禁煙、女性特有の健康課題等に関する健康動画の視聴および取り組みたいことを募集
280回動画視聴され、健康意識の向上に寄与。
2025年度 「ヘルスケア eラーニング」 がん、食習慣、女性特有の健康課題等のテーマに加えて、腰痛予防に関する動画コンテンツをラインアップ。416回動画視聴され、健康意識の向上に寄与。

プレゼンティーイズム、ワーク・エンゲージメント指標

健康経営の現状把握および評価のために、2025年度よりプレゼンティーイズム(何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状態)およびワーク・エンゲージメント(従業員が仕事に対してポジティブな感情を持ち充実している状態)の測定を開始しました。

2025年度実績
プレゼンティーイズム※1 78.4%
ワーク・エンゲージメント※2 3.13点
  • SPQ(東大1項目版)を採用。測定人数480名、回答率95.8%。
  • ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント短縮版を用いた調査結果の平均。測定人数43名、回答率97.7%。