環境マネジメント

基本的な考え方

2020年12月、脱炭素や気候変動対応に関する社会的要請の高まりを受けて三和グループ環境方針を改正しました。具体的には「水資源への取組み」「事業プロセス全体を通じた環境負荷の低減および汚染の予防」「気候変動の“緩和”と“適応”の双方に貢献できる商品づくり」「サプライチェーンとの連携」などについてアップデートを加えており、持続可能な地球環境と社会へ向けた、より主体的な取り組みを推進していきます。

環境保全の基本方針(三和グループ環境方針)

基本理念

三和グループは、世界中の人々の暮らしと地球環境の調和を目指し、グローバルな視野に立って、気候変動等の環境問題への適切な対応、環境に配慮した事業活動や商品・サービスの提供を行うことにより、持続可能な社会の実現に貢献します。

基本方針

  1. 各国、各地域の環境関連法令およびその他の要求事項を順守し、ステークホルダーとのコミュニケーションを図ります。
  2. 環境に与える影響を的確に捉え、目的、目標を設定し、継続的な環境の保全および改善に努めます。
  3. 省エネルギー、省資源、廃棄物の排出削減およびリサイクルの推進、水資源の有効活用を通じて、地球温暖化の防止および循環型社会の実現に貢献します。
  4. 開発・販売・設計・調達・製造・物流・施工・メンテナンスサービスなど全ての事業プロセスの環境負荷低減を通じてあらゆる汚染の予防に努めます。
  5. 気候変動の緩和と適応および環境問題の解決に貢献する商品開発を推進し、技術レベルの向上に努めます。
  6. 三和グループのために働くすべての人に環境方針を周知するとともに、教育・啓発活動により環境保全の意識向上に努めます。
  7. 取引先、調達先と連携・協働し、サプライチェーン全体の環境負荷低減に努めます。

以上を推進するため、三和グループは環境マネジメントシステムを実施し、維持し、継続的に改善する。

2022年5月、「三和グローバルビジョン2030中期経営計画2024」において、従来の2030年度目標「2019年度比30%削減(三和シヤッター工業)」に加えて、2024年度目標「2019年度比10%削減(三和シヤッター工業)」を設定しました。さらに、2050年へ向けて“事業活動に伴うCO2排出量実質ゼロを目指す”カーボンニュートラル実現への取り組みを進め、社会から求められ続ける企業となることを目指します。

推進体制

CSR活動の推進に加えて、地球環境保全を含むサステナビリティへの対応強化を目的に、2021年8月、三和ホールディングス代表取締役を議長とする「サステナビリティ委員会」を設置しました。取締役会への報告、国内や海外の各種会議体とも連携を図りながら、環境戦略や施策の推進を図り、グループ全体の環境マネジメントシステムの構築を図っています。

ISO14001認証取得状況

三和グループ環境方針に沿った環境保全活動を組織的、継続的に展開するため、国内・海外グループ各社において、ISO14001などの環境マネジメントシステム認証取得を通じた環境経営の推進、環境パフォーマンスの向上を図っています。今後も、環境マネジメントシステムの確実な運用に努めます。

ISO認証取得状況 (PDF:396KB)

環境関連法令の順守

年1回の内部監査と認証機関による外部審査により、遵法性や目標に対する実施結果の有効性確認を実施しています。各生産拠点では、万が一、事故や災害が発生した場合でも環境被害を最小限に抑える体制を整えており、工場見学や近隣コミュニティの対話などを通し地域と連携した緊急時連絡体制を整えています。2022年度は、公害防止関連法など環境に関係する法令違反はありませんでした。

環境配慮設計(3R設計)

三和シヤッター工業では、3R設計指針に基づき、企画段階から環境に配慮した商品開発を実施しています。循環型社会の実現に不可欠である3R(リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle))の概念のもと、商品の長寿命化、原材料使用量の低減、梱包箱の再使用、リサイクルを考慮した設計など、現行品より環境負荷を低減させた商品の開発を行っています。

主な3R設計指針

  • リデュース(Reduce):商品の長寿命化、梱包材の廃棄抑制、材料使用量の低減
  • リユース(Reuse)  :梱包箱の再使用、部品の再使用
  • リサイクル(Recycle):分別回収を考慮した設計、再資源化可能な材料の使用、再生材料の使用

環境教育

三和グループ環境方針に定められた「継続的な環境の保全および改善に努める」「三和グループのために働くすべての人に環境方針を周知するとともに、教育・啓発活動により環境保全の意識向上に努める」などの事項をさらに推進するため、環境省で制定した6月の「環境月間」に合わせて、三和グループでは2007年より毎年6月10日を『三和環境の日』と定め、地域クリーン活動をはじめ、下記の通り様々な取り組みを行っています。

Sustainable Way

  • 冷蔵庫の冷気が逃げるのを防ぐため、
    ビニールのカーテンをつけています。
  • 緑のカーテンを作るため、
    アサガオの種を植えました。

一人ひとりの環境に対する意識を高めるために、職場や家庭で取り組んでいる、環境やサステナブルを意識した取り組みを従業員から募集して、社内のイントラネットで公開しています。
2022年度の「Sustainable Way」では、応募者全員にSDGsバッジを贈呈し、SDGsの社内浸透および意識向上を図っています。

環境フォトコンテスト

身近な自然を守る心を育て、環境に対する意識を高めるため「環境フォトコンテスト」を実施し、全作品を社内のイントラネットで公開しています。

  • 2016年度グランプリ
    「奥日光大パノラマ」
  • 2018年度グランプリ
    「下赤坂城址から見下ろす棚田」

節電コンテスト

2023年度の「三和環境の日」では、従業員の節電、省エネルギーへの意識を高めるため、「節電コンテスト」を実施しました。
電気料金の上昇が続く中、楽しみながら無理なく節電への取り組みを実施するとともに、節電アイデアを社内で共有することで、全社的な電力消費量の削減を目指しています。

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