健康経営

健康経営への取り組み

健康経営責任者メッセージ

取締役 常務執行役員
経営企画部門担当
山崎 弘之

私たちは世界中のお客様に「"安全・安心・快適"を提供することにより社会に貢献する」ことを使命に事業活動を行っています。「安全・安心・快適」な商品とサービスを提供していくためには、従業員一人ひとりとその家族が健康で公私ともに充実した生活を送ることが大切であると考えます。
三和グループが今後も社会に貢献し、成長・発展し続けていくためには、大切な財産である従業員の健康が第一です。
三和グループでは、コンプライアンス行動規範に「職場の健康と安全性を確保し、誰もが生き生きと働ける快適な職場環境を整備することに最大限の努力をします。」と明記しており、従業員やその家族の健康を守るために様々な取り組みを実施しています。
会社の施策だけでなく、従業員が自分自身の健康について関心を払い、自発的に健康保持・増進に取り組んでいけるよう、最大限の努力をしてまいります。

推進体制

三和グループでは、三和ホールディングスの経営企画部門担当役員を中心に、三和ホールディングスコーポレートコミュニケーション部・三和シヤッター工業人事総務部・三和ホールディングス健康保険組合が一体となった推進体制を構築し、グループ従業員の健康保持・増進のサポートに取り組んでおります。

目標

2022年5月、ESGマテリアリティに紐づいた各KPIを設定し、健康経営に関しては、下記4つの目標を定めました。

目標(KPI) 目標年度 2022年度の
実績・進捗
今後の課題
肥満率(BMI25以上):30% 2030年度 34.1% ・健康指導強化と支援活動の継続
喫煙率:25% 29.8%
精密検査(再検査を含む)受診率:60% 26.7%
有給休暇取得率:55% 50.6%

主な取り組み

世界的な健康課題への取り組み

三和グループでは、海外渡航者・海外勤務者および帯同家族の疾病予防として、厚生労働省検疫所が渡航先別に推奨する予防接種を渡航前に実施しています。また渡航前研修などを通じて、HIV、結核、マラリアなどグローバルな健康課題の啓発に積極的に取り組んでいます。

三和グループ海外拠点では、新型インフルエンザの流行に備えた安全対策として備蓄物資を配備しています。また、マラリア流行地域に存在する拠点では、海外渡航者・海外勤務者および帯同家族が抗マラリア薬を予防内服する場合の費用を会社負担とすることや、感染した場合の対応を取り決め、従業員や家族の健康対策を行っています。

また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止策として、三和グループおよび協力会社社員のマスク着用の徹底、各拠点での消毒液の設置、うがい・手洗いの励行、検温確認を行っております。

健診等の実施

三和ホールディングス健康保険組合では、疾病の予防や早期発見・早期治療のため、人間ドック・生活習慣病健診(30歳以上)、歯科保健指導、インフルエンザ予防接種等に対する費用補助を行っています。
海外赴任者および帯同家族には、渡航前と帰国時の他にも年1回赴任地において健康診断を実施しており、従業員と家族が海外にいても安全で健康に働けるような健康管理体制を構築しています。
また、 日本人の死因第一位である「がん」対策の取り組みを行うため、三和シヤッター工業では、『がん対策推進企業アクション』への参加、および各所課に「がん検診のススメ」という小冊子を配布する等して、がんに関する意識啓発およびがん検診の受診推進を図っています。

民間のフィットネスクラブと提携

三和ホールディングス健康保険組合では、健康及び体力の保持・増進のため、民間のフィットネスクラブと提携し、三和グループの従業員とその家族へ運動機会の提供を行っています。

毎朝ラジオ体操を実施

毎日の朝礼時に、職場でラジオ体操を実施しています。全身を動かすことで集中力が高まり、安全意識の徹底と生産性の向上を期待できます。

ヘルスケアルームの設置

三和シヤッター工業の本社食堂横に「ヘルスケアルーム」を設置しました。従業員の健康維持・増進に加えて、一人ひとりが自分自身の身体と向き合い、考える場所として活用しています。

保養所の設置

三和グループでは、伊豆や湯布院をはじめとする全国10ヶ所に保養所やリゾートマンションを所有しています。三和グループの従業員やOBとその家族の健康の保持増進、心身のリフレッシュを図ることを目的に設けられています。

復職診断プログラム

  • メンタルヘルス不調で休業した従業員の復職については、2012年度より、職場復帰までのプロセスを明文化した“復職診断プログラム”による運用を開始し、スムーズな職場復帰をサポートしています。
    従業員本人の職場復帰に対する意思や意欲、体調の確認を、各総務担当者および産業医が丁寧に実施し、復職可否の判断を行います。復帰に際しては、勤務時間や業務内容等について柔軟な配慮を行うとともに、復帰後1年間は、体調や勤務状態の確認、受診勧奨等きめこまかいフォローアップ面談を通して、再発防止のための配慮を行っています。

  • プログラム

    • 復職申請
    • 復職申請受領・確認
    • 三者面談
    • 職場環境の確認・情報交換
    • 産業医面談
    • 復職可否の判断
    • 復職診断プログラムの確認
    • 職場復帰可否の最終決定
    • 職場復帰後のフォローアップ
      総務担当者による面談

EAPサービスの全社導入

三和シヤッター工業では、メンタルヘルス対策推進を図るため、2019年8月よりEAP(従業員支援プログラム)サービスを導入し、仕事や職場、対人関係など不安なことや心配なことについて専門のカウンセラー(臨床心理士・産業カウンセラー)によるカウンセリングを受けることができるようにしました。

三和"らしさ"探求ワークショップ

2018年6月に国内の三和グループ各社の中堅社員が集まり、「三和"らしさ"」をテーマにグループ共通の価値観をもってエンゲージメントを強化するためのワークショップを開催しました。

三和グループ健康月間の取り組み

マイ健康メシ応募作品
マイ健康メシ応募作品
「Let's健康づくり」の取組み
「Let's健康づくり」の取組み

三和グループでは、従業員一人ひとりが心身ともに健康になるための第一歩として2019年度より毎年7月を「三和グループ健康月間」と設定し、様々な取り組みを行っています。従業員の取り組みを、イントラネットや社内報で紹介することで、健康意識の向上に加えて従業員エンゲージメントの醸成にも寄与しています。

年度 取り組み 内容
2019年度 「マイ健康宣言」 生活習慣改善へ向けた目標を従業員自らに設定してもらい、行動変容を促す
2020年度 「マイ健康メシ」 健康管理の基本であり自宅に居ても取り組むことができる“毎日の食事”に着目し、従業員の「マイ健康メシ」を募集
2021年度 「生活習慣改善カレンダー」 健康管理には“継続と記録”が大切であることから、各自が改善したい生活習慣や目標に対して毎日の結果を記録したカレンダーを募集
2022年度 「Let’s健康づくり」 健康関連KPIである“肥満率”と“喫煙率”の低減へ向けて「食生活」、「運動」、「禁煙」に関する健康グッズによる活用報告を共有
2023年度 「快眠キャンペーン」 従業員が実践している快眠の秘訣を募集
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