Chapter 01
年中無休・24時間サービスFTSの始動
一貫責任体制を敷く三和にとって、取付の先にある責任がメンテナンスです。シャッターを安全・安心に使い続けていただくためには、定期的な点検や適切なメンテナンスが欠かせません。そこで三和は1982(昭和57)年、建築業界で初めてとなる24時間体制のサービス指令センターを設置し、「24時間フルタイムサービス(以下FTS)」を開始しました。全国共通のフリーダイヤルで24時間修理依頼を受け付け、待機するサービススタッフが現場へ急行する—— 当時としては画期的な取り組みでした。関西地区事業部の大阪・神戸・京都の3支店を皮切りに、サービス範囲は東北、横浜、九州へと拡大。関東でもサービスを開始したことで、全国をカバーする体制が整います。FTSオープン式典にて当時社長の髙山俊隆は「このFTSの実施は大きな市場を創造することもありますがもっと大きな意義はこのメンテ・サービスを通じて社会的責任を全うすることにあります。」と語ります。
シャッターは、防犯・防火の観点からも重要な役割を担う設備です。故障や不具合が起きた際、迅速な対応が求められます。三和は、業界全体がより点検や修理に力を注ぐべきだと考え、将来的に定期点検が法制化されることも見据えながら、自らその流れを先導する形でFTSを立ち上げました。
「困った時に、必ず駆けつける」—— その覚悟を、仕組みとして形にしたのがFTSだったのです。
Chapter 02
いつでも安心して使えるための検査・保守
FTSの始動から約15年。1998(平成10)年、埼玉県浦和市の小学校で小学生が防火シャッターに挟まれる事故が発生しました。この事故を契機に、挟まれ事故を防止する避難時停止装置(危害防止装置)の設置が2005年に義務化され、シャッターの安全性確保が社会的な課題として広く認識されるようになります。三和ではこの動きを受け、避難時停止装置を1999年に業界初で開発。以前にも増して、安全性に配慮した商品提供を推進していきました。
こうした事態を受け、2016(平成28)年、防火設備の定期検査報告制度が法制化されます。それまで任意、もしくは消防設備点検の一部として扱われていた検査が、年1回、全国一律の基準で実施されることになり、機能性や作動性を含めた専門的な検査・報告が義務化されたのです。国家資格である「防火設備検査員」を有する者による点検が必須となり、三和が長年リードしてきた「シャッターを安全に使い続けるための取り組み」が、ようやく業界全体の標準になったと言える変化でした。
三和でも、さらなる変化が進みます。社内での防火設備検査員資格取得や人材育成を推進。スポット修理に加え、保守契約による定期点検・メンテナンスサービスの提供も本格化しました。
Chapter 03
デジタル技術を活用し、さらなる安全性向上を
安全を守るために、いつでも安心して使えるように—— 当社の挑戦は、今も、これからも続いていきます。近年では、デジタル技術を活用した商品・サービスを通じて、さらなる安全性向上を図っています。
電動窓シャッターやガレージドアをスマートフォンやスマートスピーカーで操作できるIoT連携機能を、日米欧で展開。音声操作やタイマー、外出先からの操作を可能にしながら、安全性にも十分配慮しています。また、開閉回数や異常履歴といったデータを蓄積することで、点検や保全の必要性を客観的に把握できるようになり、故障を未然に防ぐ「予防保全」の推進にもつながっているのです。
こうした技術やサービスを重ねながら、三和はこれからも、お客さまの暮らしに寄り添い続けていきます。
「取り付けたら終わり」ではない。商品が動き続ける限り、お客さまと共に安全を守り続ける——その決意は、これからも決して揺らぐことはありません。